『阿賀に生きる』は、人類のかけがえのない「現在」を未来に向けて投影する。
蓮實重彦(映画評論家)
国内外の映画賞を総なめにした『阿賀に生きる」を、柳川の古民家「あかりかたり(旧古澤家)」と柳川のカオスの源「えほん&スナックうずしお」で上映します。
ご予約はこちらからどうぞ。
日時:2019年11月22日(金)
<昼の部>14:30~ @あかりかたり (福岡県柳川市旭町55-1 ※旧古澤家)
料金:500円(ドリンク付)
<夜の部>19:30~ @えほん&スナックうずしお(福岡県柳川市京町51)
料金:500円(ドリンク付)
◉21:30~からえほん&スナックうずしおにて、1時間程度、交流会を予定しています。交流会参加は別途1000円(食事付き:要予約)TEL 090-5288-6923
上映時間:115分
※作品の仕掛け人・旗野秀人さんによるトークもあります(映画だけの参加も可能です。)
映画のご予約はいずれもこちらからどうぞ。交流会のお申し込みは上記までお電話でお願いします。
名だたる映画祭で最高賞を次々獲得した傑作
『阿賀に生きる』はドキュメンタリー映画の開拓者、佐藤真の初監督作品です。1992年当時、映画館でドキュメンタリー映画がロードショーで上映されることがなかった時代、異例ともいえるロードショー公開がなされ、第24回スイス・ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭で銀賞ほか4賞受賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭優秀賞受賞、フランス・ベルフォール映画祭最優秀ドキュメンタリー賞、サンダンス・フィルム・フェスティバルIN TOKYOグランプリ受賞など、名だたるドキュメンタリー映画祭で最高賞を次々獲得。
公式サイトより
新潟水俣病という社会的なテーマを根底に据えながらも、そこからはみ出す人間の命の賛歌をまるごと収め、世界中に大きな感動を与えました。
本作で監督デビューを飾り、その後『阿賀の記憶』なども発表した故・佐藤真監督による渾身(こんしん)のドキュメンタリー。1965年、新潟県の阿賀野川一帯で昭和電工株式会社によりもたらされた水俣病を患いながらも、川に寄り添ってたくましく生きる3組の夫妻の姿をカメラが追い掛ける。1989年から3年間にわたり、監督をはじめ7人のスタッフが現地に住み込みつつ自然と共に生きる人々の日常を映し出す。国内外の映画祭で絶賛された人間賛歌の映像が心にしみる。
シネマトゥデイより